デジタルプリント壁紙の舞台裏、のぞいてきました

芸術的壁紙っていったいどんな風に作られているの?

 

普通の壁紙と作り方が違うの?

 

今回はデジタルプリントによる壁紙制作の裏側をのぞいてきました。

 

 

 

 


 

●日本HP(ヒューレットパッカード)のオフィスビルにお邪魔しました。

 

 

 

去る6/5(水)、Hangers㈱主催の「レジェンド君和田と行くデジタルプリントショールームツアー」に参加しました。

 

レジェンド君和田さんは特殊壁紙の施工全国ネットワークHangers創立メンバーの一人で、デジタルプリント壁紙において日本の第一人者と言える人です。

 

Hangers

 

Hangers法人設立記念パーティに参加しました

 

今回はこのレジェンド君和田さんやHangersメンバーたちとともに日本HPのオフィスビルの中を見学させてもらいました。

 

 

日本HPは言わずと知れたパソコンとプリンターの世界企業で、このオフィスビルは2012年のGOOD DESIGN WARDを受賞しています。

 

私たちがドイツで世界最大のインテリア見本市「ハイムテキスタイル2018」を視察に行ったときにデジタルプリントブースで一番目立つところに出展していたのがこのHPでした。

 

ドイツでクロス張り。ギネス挑戦に参加しました!

 

 

 

 

建物内部はほとんど撮影は禁止でしたが、HPのショールームやセミナー会場については許可してくれました。

 

 

やはりパソコンの企業だけあってショールームにはかっこいいパソコンが並んでいました。

 

 

これはタブレット端末のように持ち運びもできるし、台に固定してレジやデスクトップPCや案内板としても使えるように設計されているPCです。

 

 

 

HPの霄さん(おおぞらさん)がデジタルプリントのことやオフィスについてのことを説明してくれました。

 

 

HPのオフィスビルは今の時代に合ったオフィスの機能やコンセプトが取り入れられており、従来のオフィスの概念とは違う作り方になっています。

 

一例をあげれば、従来は個人個人専用のデスクで仕事をするようにデスクが配置されていましたが、ここではできるだけそのような配置をせず、まるで図書館やカフェに来て空いた席に座り、パソコンを広げて仕事をするような配置になっていたりします。

 

こうすることでいつもと違う人と出会ったり、あたらしい発想が生まれやすくなるようにしているそうです。

 

 

ランチは雑多で込み合った食堂のような場所もあるかと思えば、驚いたことに上の写真のように和風の大広間のような最新のオフィスビルにいるとは思えないようなスペースもありました。

 

われわれはここでお弁当をいただきました。

 

 

 

 

●ますます発展するデジタル印刷技術

 

 

HPのセミナールームでデジタルプリントについてのお話をききました。

 

 

最近は表面強度も増し、安全性も高い水性のラテックスインクが主流になってきていることを説明してくれました。

 

 

上のサーフィンしている女性のパネルはアルミ板に印刷をかけたものです。

 

従来印刷不可能とされていたものへの印刷もできるようになっています。

 

 

 

 

 

実際に印刷しているところも見せてくれました。

 

 

 

従来の印刷技術は、方法は違えど「」を作って大量に印刷する、という技法であることに変わりは在りませんでした。

 

印刷物ごとに版を作るコストがかかるため、現実的には大量生産するものしか印刷できないというデメリットがありました。

 

(そのため誤字なんかあったら大変です。)

 

このデジタルプリント技術というのはデジタル画像を元に版を作ることなくインクジェットやレーザープリンターの技術で印刷します。

 

そのため1枚単位から印刷することができます。

 

オリジナルの壁紙を自由なサイズで作ることができるのはこのデジタル印刷の賜物なのです。

 

 

 

●K3野方新事務所見学

 

午前中は日本HPで見学した後はレジェンド君和田さんの新事務所兼プリントセンターの見学をさせていただきました。

 

 

ここにはHP以外のメーカーのプリンターも置いていました。

 

 

  

 

 

デジタルプリント、インテリア製品を使った遊び心のあるオフィスでした。

 

 

 

上の写真はトイレのドアと床を装飾しています。

 

高所恐怖症の方はトイレにたどり着けません(笑)

 

 

そして何より驚いたのが下のプリント壁紙。

 

 

 

    

 

これはリトアニアのベイカー社製のダイメンスというプリンターで出力したもので、オリジナル壁紙が作れるだけでなく、エンボス加工による凸凹表現までが作れるというものです。

 

 

 

これも同じくダイメンスで出力されたものです。

 

 

 

アップにするとわかりますか?

 

壁紙や床材の常識では色模様と凸凹はずれているものなのですが、オリジナル壁紙であるにもかかわらず、色模様に合わせて立体感が表現されています。

 

この壁紙を使ってみたい方はぜひお問合せください。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

ちょっと専門的な内容になってしまいましたが、内装材もテクノロジーとともに進化していることが感じとっていただけたら幸いです。

 

未来はもっともっとインテリアを楽しめるようになれそうですね。

 

 

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