Hangers法人設立記念パーティに参加しました

皆さま壁紙は白いものだという風に思い込んでいませんか?

 

 

 

 

 


去る4月13日(金)に大阪で行われた、特殊壁紙施工職人の全国ネットワーク、「Hasngers株式会社」の法人設立記念パーティに人づてに招待され、参加してきました。

 

 

 

 

●Hangersとは?

Hangers㈱→

 

私自身も毎日白い壁紙を当たり前のように張っていましたが、あるときこれは日本独特のことだと知り、それからインテリアの知識を調べ始めたものです。

 

当然仕事としてだけ考えれば、よく似たものを繰り返し施工することのほうがリスクが低く効率的かもしれませんが、職人としては同じような白い壁紙ばかりを張っていてはだめだなと言う気持ちも強く持っていました。

 

しかしお客様のほうもコーディネートに失敗するのは嫌なのでセオリー通り白い壁紙を選ぶ率が高いのが現状です。

 

(建築の中でも壁紙ほどデザイン豊富で装飾性が強く、同じ価格帯でたくさん選べる物は他にないにもかかわらず、そのようにしてむやみに白い部屋にしてしまうことがある意味では最大の失敗のような気がしますが)

 

【Hangersのイメージカラーの黄色にスーツも髪も合わせてきていた発起人の一人、君和田さん(右)

 

 

 

 

 

要するにHangersとはそのような閉塞感のある壁紙業界に疑問を抱き、職人のスキルと社会的な地位を上げていこうと考える職人の集まりです。

 

今では全国のクロス職人が50名以上加盟しているようです。(2018.4月現在)

今回のパーティーは業界関係者なども含めて100人近くの人が参加しており、会場はぎゅうぎゅう詰めの大賑わいでした。

 

 

●橋口昌弘社長が就任

【社長就任のスピーチをする橋口昌弘社長】

 

 

Hangersは君和田さん、倉迫さん、中田さんの3人の職人が発起人となり、始めたものですが、今回法人化するにあたり、代表取締役として橋口昌弘さんが社長として就任することになりました。

 

橋口社長はクロスの職人ではなく、内装材、住宅設備に発生した傷等の補修事業を軸にして、営業面やアフターサービス、インテリアのコーディネートや家具の組み立て搬入など、トータルに建築業をサポートする事業を展開している㈱キャンディルという会社を経営していたやり手のビジネスマンのようで、同社はなんと2000人の社員職人を抱える会社だそうです。

同社は職人の自社雇用、新卒採用、多能工職人の育成、女性人材の積極採用、職 人の組織化など、意外に建設業界では難しかったことをやってきているようです。

㈱キャンディル→

 

 

【発起人の一人、倉迫さん(右)と同じく発起人の中田さん(左)】

 

 

 

建築業界において大きな会社というのは、ほぼ営業、現場管理を主体にしていて、施工は外注で賄っていることがほとんどです。要するに仕事をとってきてきっちりやらせるのが仕事です。

㈱キャンディルのように自社施工を主体にしてこれほどの規模というのは正直驚きです。平たく言えば大手の建築会社がやりたくないことを全部やることで大きくなった会社ということでしょうか。

 

このような経歴の会社の社長だったので、職人の地位向上や組織化、スキルアップなどの面でHangers㈱の理念に共感するところがあったのでしょうね。橋口社長率いる今後のHangers㈱の動向には壁紙業界全体が大きな感心を寄せていることは間違いありません。

 

 

 

【インテリア文化研究所代表の本田榮二さんも激励のスピーチをしていました。】

 

 

 


今回Hangers㈱の集まりに参加させていただいて感じたのは、やっぱり世の中には同じような気持ちを持った職人たちがいるんだなということ、それから今日のようにスーツ姿をしていてもクロスの職人ってなんか雰囲気似ているなということでした。(笑)

ちなみにHangersという名前はHangする人達、という意味です。英語で壁紙を張るという意味の動詞は”Hang”を使うのでそこから命名したのでしょうね。

 

 

 

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