WALLPAPERHOUSE、ヨーロッパ見本市インテリアトレンドセミナーに行きました

今回は四国4県にある、輸入壁紙専門店WALLPAPERHOUSEで行われたセミナーについて報告したいと思います。

 

WALLPAPERHOUSEさんは四国4県にて世界の壁紙を販売するショップですがときおり自分で張る壁紙の講座などを開いている、女性に人気のインテリアショップです。

 

WALLPAPERHOUSE

 

このWALLPAPERHOUSEの大塚社長が毎年1月にフランクフルトで開催されるイベント「ハイムテキスタイル」と、同じく毎年1月にパリで開催される「メゾン・エ・オブジェ」にスタッフとともに行き、今年のトレンドを報告してくれました。

 

ハイムテキスタイル」は世界最大のインテリア織物製品の国際見本市、

 

メゾン・エ・オブジェ」はインテリアのパリコレと言われるトレンド発信の見本市と言われています。

 

ハイムテキスタイルはリョーゾー社長も2018年に見学に行き、壁紙ギネスに挑戦に参加してきました。

 

ドイツでクロス張り。ギネス挑戦に参加しました!

 

●今年のハイムテキスタイルのテーマは「Toward Utopia」ユートピアの彼方へ

 

毎年ハイムテキスタイルでは一つの大きなテーマを設定しています。去年は「The Future Is Urban」(都化する未来)でしたが、2019年は「Toward Utopia」(ユートピアの彼方へ)がテーマでした。

 

このテーマについてWALLPAPERHOUSEの大塚社長は「中国の景気減速が世界の企業業績に波及している。経済、環境、労働力などの持続可能性(サスティナビリティ)が行き詰りつつある。パイが増え成長する市場では競争することでお互いが発展することができたが、市場が拡大しない環境では競争は共食い状態を生み、その結果みんなが「成長、拡大」という目標を目指さなくなっている。そこで今度は価値観を変容して「ユートピア(理想的な考え方)」を求めるようになっている。」と語っていました。

 

ハイムテキスタイルではこの「Toward Utopia」をさらに

 

①遊びを探求しよう

②現実を拡張しよう

③既存の枠組みから離れよう

④聖なる場所を探そう

⑤沈溺する贅沢さを抱きしめよう

 

という5つの小カテゴリーにわけてインテリアのトレンドを表現していたということです。

 

 

●内装施工技能者の雇用育成を行うベアカレッジ㈱を設立

 

大塚社長は四国4県にインテリア材料を販売する問屋、㈱森熊の経営者でもありますが、「労働サスティナビリティ」つまり労働者の持続的育成の問題を解決するためにベアカレッジ㈱の設立についても触れていました。

上の二つのグラフは

 

①壁紙の出荷量と材料価格

②内装技能者の数

 

を表しているそうですが、出荷量を維持するために価格を下げ、それがダイレクトに技能者の数の減少につながっていることを示唆しています。

 

いま日本中の内装業界では職人の高齢化とともに絶対数が不足していっています。

 

これは拡大しない市場の中で価格競争という共食い状態が続いたことで末端の労働者である職人が育成できない環境が続き、結果として労働者の持続的育成「労働サスティナビリティ」が崩れているというふうに大塚社長は言っていました。

 

そこで大塚社長は内装施工技能者の雇用育成を行うベアカレッジ㈱を今年の4月から愛媛県で活動開始することを発表しました。

 

これは内装工事店などにも協賛してもらい高校新卒者を研修して職人にしていくという計画だそうです。

 

今年の㈱森熊、WALLPAPERHOUSEも目が離せませんね。


 

 

【大塚社長とリョーゾー社長】

 

少し堅い話が続きましたが、WALLPAPERHOUSEは400冊の見本帳、1万点の輸入壁紙のなかから専門のスタッフが好みのものをナビゲートしてくれます。

 

→WALLPAPERHOUSE

 

 

また自分でも壁紙を張る体験ができる教室も随時開催しています。

 

→輸入壁紙体験教室

 

 

ぜひ一度足をお運びくださいね。

 

 

 

0120-6969-33

内装リフォーム(クロス張り替え、クッションフロア張り替え、カーテン、ブラインド、ジュータン張り替え)

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古材のデパート、「古材日和グループ」本部にお邪魔しました。