芸術的ふすま、浮世絵ふすまを張りました!

皆さん浮世絵師といえばだれを思い浮かべますか?

 

歌川広重や、東洲斎写楽も有名ですが、やはり忘れてはならないのが葛飾北斎ではないでしょうか?

 

今回は高松市にある民泊の和室に葛飾北斎のふすまを制作した話です。

 

このブログを書いた人:リョーゾー社長

内装工事職人歴20年、一級壁装技能士、ライティングコーディネーター資格者、3Dマイホームデザイナー操作技能者


 

 

 

 

 

●実はアート民泊第二弾

 

実はこの民泊、以前に瀬戸大橋の絶景壁紙としてブログで紹介しました。

 

「2019年行くべき壁紙」を施工しました。

 

今回は別の部屋をアート的に変えてみようというプロジェクトです。

 

そして今回オーナー様が選んだのが、かの有名な葛飾北斎の「神奈川沖波裏」の画像です。

 

This print is from the series Thirty-Six Views of Mount Fuji. (Photo by © Historical Picture Archive/CORBIS/Corbis via Getty Images)

 

これを和室のふすまに張って海外の観光客を驚かせてやろうという寸法です。

 

 

●アパート丸出しの部屋

 

もともと賃貸アパートとして使われていたこの部屋には長い間入居者がいました。

 

 

 

 

退去直後だったので仕方ないのですが、生活感がたっぷりでこのままでは民泊としては使えませんね。

 

 

 

 

 

ふすまの方も汚れや日焼けで黄ばんだ状態です。

 

ではこれを芸術的民泊にしてみましょう。

 

 

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●まずは和室以外をコーディネート

 

今回も3Dソフトを活用してまずは和室以外の部屋をデザインしてみましょう

 

 

オーナーさんはベージュ系のボーダー模様で部屋をコーディネートしたかったそうで、結果的にシンコール社のBA5373を横方向に張ることになりました。

 

シンコール BA5373

 

完成後は上の3D画像のようになる予定です。

 

 

●和室もコーディネート

 

そしてお待ちかねの和室も3Dデザインにてシミュレーションしました。

 

ふすまと壁紙のコーディネートに時間をかけました。

 

 

個人的には黄色の水玉と北斎とのミスマッチがポップアートっぽくてよかったのですが、オーナーさんはリリカラ社のLW-4719が気に入ったようです。

 

リリカラ LW-4719

 

それでは実際に工事をしてみましょう!

 

 

 

まずはふすまのベテラン職人さんがふすまを新調しに来てくれました。

 

残念ながら今回の北斎ふすまは張替えではなく作り直しのため、ベテランに張ってもらうことにしました。

 

 

このクロスは水平ラインが少しゆがむとどこかでつじつまが合わなくなるのでレーザー水平器を多用しながら施工しました。

 

 

 

 

 

 

 

そして和室のふすまは以下のように仕上がりました。

 

 

 

古いふすまに見えるけれどももちろん新品です。

 

 

 

       

 

今回はベテランが施工してくれましたが、得意げに記念撮影してみました。

 

 

 

 

 

考えてみれば当然ですが今回のふすま絵はもとの浮世絵と縦横の縮尺がちがいます。

 

したがって拡大縮小をどうするのか、右寄せにするのか左寄せするのか、天袋のふすままで柄がまたぐようにするのかなど、微妙な問題がありました。

 

真ん中に富士山があるのですが、これが柱の部分で切れてしまっていますが、それを意識して柱をかわすように拡大すると大きくバランスが崩れ、まったく違う絵に見えてしまいます。

 

結局いくつもの種類の画像をシミュレーションしてもっともよいものを選びましたが、この絵が「いかに細かい部分よりも構図が大事か」ということがよくわかりました。

 

みなさんもふすまに浮世絵、いかがでしょうか?

 

 

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キッチンにアクセントクロスを