株式会社R.Life 法人化しました　-私達が目指すもの-

R.Lifeの目指しているもの　　法人化にあたって

2014年9月9日大安、はからずも20年に1度のビッグムーンの日、R.Lifeは法人化しました。
これもひとえに応援してくださったお客様、関係業者さま、職人仲間、一緒にがんばってくれた従業員のまっちゃん等のおかげです。

みんなに楽しく読んでもらえたらいいなと思い、普段の作業内容や写真を中心にうそ偽りなく楽しい内容をこころがけて営業報告を作っていますが、これを機会に少し私の考えていることを記しておきたいと思います。

今、建築の業界は(だけに限らず)人材が不足しています。具体的には次の世代を担う若い技術者が不足しています。これは５年後10年後にはもっと深刻な状態になっていると思います。これは若い人たちだけの問題ではありません。

建築業界というのは最も古い業界のひとつで、職人の世界は今でも師弟制度が残っている世界です。私自身初任給は総支給額が11万円であり、アパートに住んでいたので家賃と駐車場代を払えばすでに6万円しか残っていませんでした。それでガソリン代や保険料、携帯代、食費などを賄わなければなりませんでした。

しかも日曜日休めればいいほうで、忙しければそれもなく、サービス残業も当たり前の世界でした。

当然夜他のアルバイトをしなければ生活できず、残業する日はアルバイトを休まなければならないため、残業すれば手取りが減るという笑えない状態でした。

私は何も愚痴を言いたいわけではありません。私だけがひどい環境で働いたわけでもないし、だいいち独立開業の道は楽な道ではありえません。独立を目指す人に対して『1日10分で何百万』とか『ノーリスクで高収入』みいたいなことをうたっている本などありますが、そのほうがよほど詐欺に近い悪質な行為だと思います。

私たちがやろうとしていることは若手技術者の育成であり、そのための労働環境づくりのための法人化です。みんながみんな独立開業するわけではないので安心して働いていける職場をつくらなければいけないと思っています。どうやって若い人を育成するか、それが私たちの重要な課題です。

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