畳の値段、今ハ昔

畳の値段にも高いものと安いものがあり、その違いは何によって変わるかご存知ですか?
 
現代の畳の値段は畳表と畳床の種類によって決まる事が多く、畳表に関しては国産か中国産かということと、使っているイ草の長さと本数で決まってきます。
長さが長いイ草を使っているほうが高級で、もちろん本数が多いほうが高級なだけでなく耐久性にも優れています。(短いイ草を使った畳は色が均一になりません)
畳床はワラ床が高級品ですが、現在市場に出ている畳床の大半は建材床です。
 
畳縁に関しては縁なし畳のほうが普通の畳より高級です。
 
 
 
 
今日の本題はここからなのですが、実はこれに反して室町時代の畳は「縁(ヘリ)」によって値段が決まっていました。
それにはこんな理由があります。
 
 
当時の畳というのは高級品で貴人の座として使われていました。そのために各所に敷かれる畳の中でも特に偉い人が座るところの縁を変えることでそれを表したそうです。(大紋の畳は小紋の畳よりも身分の高い人が座るところに使われており、より高級だった)
 
時代によって建材の価値は変わることがあるということです。
他に代表的な例をあげると、明治時代のペンキ塗りは国産漆塗りより高く、約3.7倍だったそうです。
今は階段や建具が国産漆塗りなんてまずありえません。
 
{参考文献:痛快!ケンチク雑学王 彰国社}
 

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