【クロス糊の研究】ウォールボンド講習広島に参加しましたVol.1

去る、2019年9月14日、15日、広島市で開催された「ウォールボンド、クロスのり講習会」に参加しました。

 

ウォールボンド工業㈱

 

ウォールボンド工業㈱はクロス用の糊のメーカーで、そのウォールボンド工業さんが主催して糊についての科学的知識や糊選びのコツなど教えてくれました。

 

そう今回は職人さん向けの内容でお送りしたいと思います。

 

このブログを書いた人:リョーゾー社長

内装工事職人歴20年、一級壁装技能士、ライティングコーディネーター資格者、3Dマイホームデザイナー操作技能者


 

 

 

 

 

●西日本のクロス職人さんが集結

 

 

今回の講習会、中国四国技能士会のメンバーはもちろん、東京、名古屋、京都、大阪、福岡からもたくさんの職人さんが来ていました。

 

なんと意欲的なのでしょうか。

 

京都の女流床職人で超有名ブロガーの渚さんも来ていました。

 

渚さんは床職人。

 

 

 

そして講師の先生はウォールボンド工業の施工アドバイザーも務める、長野県の三上表装店の三上和徳先生でした。

 

永咸堂 三上表装店

 

 

●クロスの伸びチジミやシーラープライマーについて

 

座学では職人が普段知ることのない化学的な話も含め、糊選びのミスマッチによるクレーム事例やそれを防ぐ知識をお勉強しました。

 

糊選びの詳細については後編で解説しています。

 

後編はこちら↓

クロス糊の研究、ウォールボンド講習広島に参加しましたVol.2

 

これはクロスの横の縮み具合をグラフにしたもので、一般的にクロスは糊を塗ったあと一旦伸び、乾くと元の幅よりも小さくなることを示しています。

 

縦の長さの伸縮が小さい割に横の伸縮が大きいことがグラフを見てもわかります。

 

この辺りはクロスの職人さんならジョイントの目すきなど体験的に理解できると思います。

 

それに加えてチジミ幅はクロスの材質によって違うこともグラフから読み取れるので、布クロス、紙クロスなどの非プラスチック系クロスを張る前には最初にクロスの切れ端で乾きによるチジミぐらいを実測しておくことをお勧めしています。

 

 

これは灰汁止めシーラーを塗った部分と塗らない部分での変色具合を実験したものです。

 

 

      

これはペンキの上にプライマー処理後クロスを張り、継ぎ目に補強の和紙テープを入れた場合と入れなかった場合の経年劣化を実験したものです。

 

 

 

 

 

 

後編ではいよいよクロス職人に役立つ「糊の種類別解説」や、普段施工する機会の少ない金箔壁紙などの施工体験など紹介したいと思います。

 

 

後編はこちら

クロス糊の研究、ウォールボンド講習広島に参加しましたVol.2

 

 

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リョーゾー社長と雲

プロファイル:

小山良造 1976年2月17日生まれ

●芸術的職人集団、㈱R.Life代表取締役。

●壁紙の職人として起業したのち内装全般を彩る職人として活躍中。

●日々の活動やホテルの内装、重要文化財の建築を見て回ったり、海外の展示会に足を運んだりしたインテリアブログも好評。

●ちょっとした国際通。

●アウトドアスポーツが趣味。

芸術的職人集団 R.Life -アールライフ-

0120-6969-33

 

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